全力クボタイムズ

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僕が思う欅坂46

 3ヶ月ぶりにブログを書きます。本当は今流行りの「香水」が売れた理由について書こうとしてたんですが、なんであんなに売れたのか全く分からなかったので没ネタにしました。

 話は変わって、10月13日を持って欅坂46が解散し、翌日の10月15日に櫻坂46として再スタートを切りました。これを機に、僕が思う欅坂46について記事を書いていきます。

 まず、僕は欅坂のめちゃくちゃ大ファンというわけではありません。ライブにも行ったことないし、握手会にも行ったことがないです。正確にはファンになったタイミングが遅すぎて、僕が欅坂の沼に片足を突っ込みかけた時には、平手友梨奈を含む主要メンバーが卒業してしまったあとでした。

じゃあ何故、僕が欅坂を好きになってしまったかと言いますと、去年の暮れごろからとあるアイドルグループにはまりました。

「日向坂46」です。

見事に釣られてしまいました。アイドル好きの友達からの死ぬほど「日向坂で会いましょう」を見せられた後、僕のインスタとyoutubeのおすすめ欄には日向坂の動画しか出てこなくなりました。そして彼女たちの軌跡を調べていくうちにとあることが分かりました。

日向坂46は元々欅坂46のアンダーグループでした。

正確に言うと別のグループではあったのですが、日向坂は「けやき坂46」という名前で約3年半活動していました。通称「ひらがなけやき」として活動してた彼女たちの楽曲は、欅坂がシングルを出す際にカップリングとして収録され、単発のシングルを出したことは今まで1度も無かったのです。そんな不遇の状況から彼女たちは快進撃をするのですが、このままだと日向坂の話になってしまうので、詳しい話はまた別の機会に書きたいと思います。そんなわけで、日向坂にはまったことをきっかけに欅坂のこと詳しく知っていくようになります。

 欅坂の存在は知ってはいました。音楽番組には必ず出るし、CMにも出てくるし、バイト先の有線からも彼女たちの歌声が聞こえてきました。嫌でも目に入るし、耳にも入る状態だったんですね。デビューシングルの「サイレントマジョリティー」がリリースされた時は、各方面の大人たちが大絶賛。一躍スターダムに躍り出るとシングルがリリースされるたびに何かと話題になっていた印象があります。「不協和音」がリリースされたときには、楽曲のクオリティの高さ、激しいダンスパフォーマンス、歌詞の内容も相まって、欅坂は独自のジャンルを突き進みトップアイドルに君臨します。この時の勢いは欅坂に興味なかった自分でもすごいなと思っていました。その後もある程度の人気を保った後、メンバーが文春砲を喰らったり、相次ぐ人気メンバーが卒業をし、デビューからセンターを務めた平手友梨奈も脱退をしてしまいます。いじめがあったという噂や、平手のドタキャンの数が多くなるにつれて、このグループ大丈夫なのかという不安もありながら、欅坂末期は良いニュースがほとんどなく終わりを迎えることになりました。

 様々な問題が起きながらも圧倒的人気を誇っていた欅坂46。僕が思う、欅坂が多くに支持された理由はこちらです。

欅坂(平手友梨奈)独自の世界観があったから。

一般的なアイドルは、可愛い衣装に、女心を表現したい歌詞にポップなメロディがついた楽曲、その楽曲を笑顔で歌う女の子たちというイメージが強いと思います。しかし、極稀にその固定概念をぶっ壊すアイドルが出てきます。その代表格といえば山口百恵でしょう。山口百恵は14歳でデビューしてから、過激で大胆な大人っぽい楽曲を多くリリースし人気を集めます。今じゃセクハラになりそうな気もしますけどね、その売り方が1970年代に見事にマッチしたのでしょう。今や伝説のアイドルとして挙げられる一人です。プロデューサーの秋元康は、方向性が違えど欅坂を平成の山口百恵にしたかったのではないでしょうか。そして平手友梨奈という一人の少女に山口百恵の面影を重ねたのだと思います。

欅坂のデビューシングル「サイレントマジョリティー」は、大人たちへの反発、何かに縛られずに自分らしく生きろというメッセージが存分に詰まった楽曲です。もう歌ってることが尾崎豊。夜の校舎窓ガラス壊して回ったり、盗んだバイクで走りだしてもおかしくないと思います。そこから、「不協和音」や「アンビバレント」、「黒い羊」など社会に対する不満や疑問を少女たちが歌うというギャップが多くのファンに受けることになります。あと曲が普通にかっこいい。ポップな曲調からロックチューンまで楽曲としてのクオリティも高く、坂道グループとしては唯一ロックフェスに参加するなど、アイドルとしてよりアーティストとして評価をされていました。それまでアイドル界のTOPにいたのは、AKB48ももいろクローバーZと、かわいさとPOPさを売りにしていたアイドルであり、欅坂46、そしてセンターの平手友梨奈から醸し出された独自の世界観は、アイドルオタクから一般人まで多くの人間を虜にし、ファンを獲得していったのだと思います。

 平手が抜けて、欅坂というブランドも捨てた彼女たち。しかし、ここから櫻坂46として多くの人間を巻き込み魅了してくれるかもしれません。心より応援してます。