社会人になってからsyrup16gばかり聞き始めた話
お久しぶりです。
前回の投稿から3ヶ月近くも空いてしまいました。元々自粛期間中に暇だしせっかくだからいろんな人に見てもらおうと思い始めたブログでしたが、自粛期間が空き仕事が本格的に始まるとPCを立ち上がる気力は自分の中に残っていませんでした。
何故、急にまた記事を書こうと思ったというと、働きだしてから理不尽なことで怒られ、仕事ができない自分に苛立ちが止まらない日々を過ごしていたのですが、あるバンドに救われてそのことを書きたいなと思ったからなんですよね、なので今回からは自分が書きたいことや思ってることをブログに書き漁っていきます。要は自分の自慰行為を温かく見守ってもらえればということです。
話が大きくずれましたが、自分が最近親の声より聴いてるバンド
「syrup16g」
ご存じでしょうか、バンド好きな人でも知ってる人はあまりいないイメージ
1996年の結成以来から活動休止を繰り返し現在も活動しているバンドです。
よく「メンヘラが聴くバンド」「鬱バンド」と言われますがあながち間違いではないと思います。歌詞に救いもなく、音も不穏、syrup聴いてる人なんて全員心が荒んでる人間しかいないです。陽キャがEXILEを聴くように心が荒れ狂った我々はsyrup16gを求めてしまうのです。
いくつか曲を紹介していきましょう。これでハマったらあなたの心は荒んでいるので心療内科にでも行ってきてください。
生きているよりマシさ
なんだこのタイトルはとまともな人間なら鼻で笑うでしょう。
最近のオリコンチャートの上位にこんなタイトルの曲入っていますか?
でも生きているより死んでる方がマシだなとぼんやりと考えた経験はほとんどの人が感じたことはあるはず。仕事がうまくいかなかったり、単位を落としたり、好きな女に振られたり、大切な人を亡くしたり等、
特にクラスや職場の片隅で存在を潜めている人間は最初から最後までこの歌詞が刺さると思います。
1番聴いてて救いが無いなと思った歌詞は
「君と居られたのが嬉しい
間違いだったけど嬉しい
会えないのはちょっと寂しい
誰かの君になってもいい嬉しい」
嬉しいというワードを使ってはいるけどどうみても悲しいという感情を無理矢理抑え込んでるんですよね、無理矢理前を向こうとしているんだけどそのあとの歌詞に
「死んでいる方がマシさ
生きているよりマシさ」
結局そこに行きついてしまうんですよね
どんなに前を向こうとしても前を向ききれない瞬間は誰だってあるはず。
この救いの無さ、救いのない自分に寄り添ってくれる感じがめちゃくちゃ好きなんです。曲を書いた本人は寄り添うつもりで作ったわけでは無いと思うけど・・・
天才
そういえばsyrupってPV全然公式から出してないんですね
心苦しいけど転載の動画で勘弁してください。天才だけに
ここ一番の面白ダジャレが決まったところでこの曲について語らせてください。
天才になれなかったり、才能に恵まれなかった人をテーマにしてる曲は意外とあるんですよ、BUMPの「才悩人応援歌」とかね
でもこの曲は「才能に恵まれなかった」というテーマに少し違うベクトルで切り込んでいる気がするんですよね。
「天才だった頃の俺にまた連れてって」
この1行に自分はグッときます。
人は生まれながら何かしらの天才だったと思うんです。でも年を取り、関わる人が増えて自分の世界が広がっていくと天才だった人は凡人になってしまうと思うんですよ。
学校で1番頭が良くても、運動神経が良くても、面白くても、学校という狭い空間だけでしか1番になれないわけです。もっと頭いい奴も面白い奴も世界が広がるとポンポン出てくるわけですよ。
自分は天才だと思っていたのに、自分は誰とも関わらなくても向こうから人が寄ってきたりして生きていけるはずなのに、
曲自体めちゃくちゃかっこいいのにこれを聴くと現実というものを叩きつけられるんですよ。
なのに何回も聴いてしまう。麻薬か?syrup16gはバンドじゃなくて麻薬なのか。
聴いても救われないのについ聴き入ってしまう。全部が全部救われないわけでは無いけれどそんなsyrupの魅力にあなたもどっぷり浸かってみればいかがでしょうか。